夏は鮎

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酷暑の東京からこんにちは🌞

エクサンプロバンスもまだまだ相当暑いのかな?南仏名産のしっかり冷やしたロゼを美味しく飲んでいるのではないかと想像しています。

さて夏といえば鮎。初夏から盛夏にかけては、塩焼きで蓼酢でさっぱり食べるとひどい梅雨バテ夏バテも和らぐ気がします。

鮎をのせた土鍋ご飯もこの時期ならではの苦味のある混ぜご飯で、時々無性に食べたくなります。残った鮎ご飯をおにぎりにして一晩寝かせ、翌日軽くごま油をしいたフライパンで表面に焼き目をつけていくと、だんだん食欲が回復してくるのを感じます。それで食べても良いし、そこからお茶漬けにしても良いですね。

ごく小さめの鮎なら素揚げにしたものに軽く塩をしてサクサク食べるとのも良いですし、甘露煮にしても美味しく頂けます。これは日本酒が欲しくなりますね。

以上は和食のなかの鮎の話でしたが、先日イタリアレストランで写真の通り鮎のコンフィが登場しました!珍しいですよね。鮎好きの私としてはいつでも大歓迎です。

付け合わせはジャガイモのピューレ、軽くカルダモンが添えられていました。ペアリングは骨格がしっかりとした酸の少し和らいだシャルドネで、鮎の苦味がジャガイモのピューレで少しまろやかになるので、ワインとも合っていました。

ちなみにイタリアに鮎はいないそうなので、この一皿はイタリアにはないイタリア料理ということになりますが、鮎の持ち味を和食とは違う視点で解釈し、食材をシンプルな形で伝統的な手法を使い、持ち味を活かす点ではイタリア料理的でした。

ここまで書くと落ち鮎の事も書くべきかもしれないけれど、いかんせん晩夏から初秋にかけてまだまだ暑さが抜けない日が多く、そんな日々は落ち鮎の、例えば甘露煮にどうしても箸がのびないので、あまり落ち鮎については書けません。悪しからず。

引き続き良い夏を、秋にヨーロッパで会えることを楽しみにしています😊