海外生活、日本から持ってきたほうが良かったもの

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イタリアは先週あたりからぼちぼちクリスマスの飾付けが始まりました。でもクリスマスソングはまだ流れていない気がします。

海外生活パイセンのアドバイス、"麺つゆは万能"を素直に聞いて日本から持参しました。ホントかなり使えますね。特に日本であまり自炊しなかった私にとっては頼りになる調味料。うどんだけじゃなく、肉じゃが、和風パスタ、野菜のお浸しにも重宝してます。

早くもなくなりそうなので、もっと日本から持ってくれば良かった!

日本から持参すべき物としてよく聞くのがサランラップですが、私は今のところイタリアのサランラップでも問題なし。それより、以下の物を持参すべきでした。

🖌蚊除けグッズとハエ叩き

こちらは網戸が無く窓の密閉性も低いのでしょっちゅう蚊が出没します。あと、100円ショップにあるようなハエ叩きが欲しいな、と思いながらスリッパを握りしめています。汗

🖌ふりかけとお味噌

ご飯はイタリアは比較的安く入手しやすいのですが、ふりかけがなかなか見つからず、安いし軽いし持ってくれば良かったーと後悔しています。

なぜかイタリアでは味噌が恋しくなりました。スーパーの正体がはっきりしない味噌に手を出す勇気はまだ無いので、時々和食のお店で味噌ラーメンを頂きます。日本から味噌を持参すべきでした。

🖌ドリップコーヒーの容器

こちらはエスプレッソが主流なので、ドリップコーヒーを入れたくても容器がなかなか見つかりません。先日フェッラーラに行った際、ハリオのドリップコーヒーの容器を見つけましたが、30€以上したので断念しました。プラスチック製のチャチいものでいいから欲しい。。。

🖌コンビニの雨カッパ

最近は雨の日が多く、自転車に乗る時カッパが欲しいです。スポーツ用品店で本格的なカッパを買うと高くつくので、お安いコンビニの雨カッパが恋しい。。

🖌蛍光ペンやボールペン

日本製の蛍光ペンやボールペン、こちらではお高くて驚きましたよ。日本で150円くらいで買えるなんの変哲もない普通のペン、こちらでは4€はします。

🖌巻尺

家具やリネン等を購入するとき、長さを確認するため巻尺が必要ですが、なぜか文房具屋や雑貨屋に置いてありませんでした。仕方がないので、定規を買って、紐を使って長さをとり、定規で計測しました。かなり非効率。

🖌ガイドブック

近郊の町に観光に行く時やレストランを探す時、ゼロからネットで調べるより時間の節約になるので、持ってくれば良かったな、と。

久しぶりの日本はいかがですか?

Mexican food, my love!

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Ciao! ご無沙汰していますが、お元気ですか?

はてさてようやくイタリアに来ました。

新しい生活が始まりました。近所に内装が激アツのメキシコ料理レストランを発見!これまでの経験則だと、内装が良い感じだと、料理も期待できる、気がする。ん、しない?

ディナータイムでも早めの時間なら空いてるでしょ、という予測のもとさっそく予約無しで乗り込みました。ひっきりなしに電話が鳴っているし、あれよあれよと言う間に席は埋まり、なんだか想像以上に人気店らしく1時間半で良ければ、とのこと。

ということで写真のピリ辛ポークのタコス🌮とフレッシュなモヒートを堪能しました。どちらもリアルフードで美味しかった!

興味があれば今度遊びに来た時お連れしますわ👍

夏は鮎

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酷暑の東京からこんにちは🌞

エクサンプロバンスもまだまだ相当暑いのかな?南仏名産のしっかり冷やしたロゼを美味しく飲んでいるのではないかと想像しています。

さて夏といえば鮎。初夏から盛夏にかけては、塩焼きで蓼酢でさっぱり食べるとひどい梅雨バテ夏バテも和らぐ気がします。

鮎をのせた土鍋ご飯もこの時期ならではの苦味のある混ぜご飯で、時々無性に食べたくなります。残った鮎ご飯をおにぎりにして一晩寝かせ、翌日軽くごま油をしいたフライパンで表面に焼き目をつけていくと、だんだん食欲が回復してくるのを感じます。それで食べても良いし、そこからお茶漬けにしても良いですね。

ごく小さめの鮎なら素揚げにしたものに軽く塩をしてサクサク食べるとのも良いですし、甘露煮にしても美味しく頂けます。これは日本酒が欲しくなりますね。

以上は和食のなかの鮎の話でしたが、先日イタリアレストランで写真の通り鮎のコンフィが登場しました!珍しいですよね。鮎好きの私としてはいつでも大歓迎です。

付け合わせはジャガイモのピューレ、軽くカルダモンが添えられていました。ペアリングは骨格がしっかりとした酸の少し和らいだシャルドネで、鮎の苦味がジャガイモのピューレで少しまろやかになるので、ワインとも合っていました。

ちなみにイタリアに鮎はいないそうなので、この一皿はイタリアにはないイタリア料理ということになりますが、鮎の持ち味を和食とは違う視点で解釈し、食材をシンプルな形で伝統的な手法を使い、持ち味を活かす点ではイタリア料理的でした。

ここまで書くと落ち鮎の事も書くべきかもしれないけれど、いかんせん晩夏から初秋にかけてまだまだ暑さが抜けない日が多く、そんな日々は落ち鮎の、例えば甘露煮にどうしても箸がのびないので、あまり落ち鮎については書けません。悪しからず。

引き続き良い夏を、秋にヨーロッパで会えることを楽しみにしています😊

Zen Garden and Millennials - Kyoto

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ダウカニャーバの作り方のシェア、ありがとう!色もきれいで美味しそう〜確かに自炊は、経済的に食べたいものを食べたい量だけ作れるので良いよね。これまでで自炊で割が合わないと感じたのはケーキ。材料費もそこそこするし、コツというかある程度経験値がないと美味しくできないし、時間もかかる。東京は手頃で美味しいケーキ屋さんが多いから買うことにしています。

さて用事があってちょっと京都へ行ってきました。

だいたい京都で時間があるときは、宿で無料のママチャリを借りて北へ東へとサイクリングをします。この日は小雨ながら午前中から夕方5時頃まで頑張りました。怪しげな路地や廃校になったレトロな面構えの小学校、ファンシーな雑貨屋やカフェなど、色々興味の赴くままペダルをこぎまくります。何だかんだ京都では渋滞知らずのチャリが便利です。意外とバスとか地下鉄の本数は多く無いんですよね、丸の内線に慣れている私にとっては。(すみません) 比較的洛中は坂道も少ないですし。

それにしても京都の禅寺に行くと、よく外国人のこざっぱりした服装の(多分ミレニアル世代)男子が1人思いつめたような表情で方丈庭園の前で佇んでいる光景を目にします。ん、私だけ?必ずしもインスタ映えを求めて来たわけではなさそうです。

ミレニアル君が何を求めて禅寺に来たのかは通りすがりの私には知る由もありませんが、あんまり思いつめないで、まぁ京都自慢のお茶でも飲んで、美味しいお菓子にでも舌鼓を打って帰って欲しいなと思います。 はっ、彼が将来のジョブスかもしれない!?

Just before the summer... - Tokyo

f:id:fukubato:20190714165257j:plain 梅雨継続中の東京よりこんにちは! 冷房なしの43度は過酷ですね。

数年前の夏にドバイへ行ったときはだいたい毎日45度くらいで、あら今日は涼しいじゃないの?という日は42度くらいでした。 とにかく砂が熱すぎてビーチを歩けず、道路脇から海を眺めてドバイのビーチ散策はあっけなく終了に。ドバイから35度くらいの東京に戻った時はちょっとほっとしました。そちらは無事にオアシスを見つけしのげたようで何よりです。

東京は雨天の日が続いており、こうなると味覚も普段と変わってくる気がします。写真は水無月という見た目涼しげな和菓子で昔から6月後半のお茶会でよく登場しますが、懐紙や黒文字にくっついてなかなかエレガントに頂くのが難しい和菓子でございます。

暑いのか肌寒いのかどっちつかずの気候自体は嫌いじゃないけれど、何となく食事や飲み物には爽やかさや酸味を求めてしまうこの頃です。梅雨バテ(造語)のこんな時はシャンパンでも飲みたいなぁ。

Bagna Cauda -Aix en Provence-

フランスに来てから、すっかり自炊人間になりました。エクスで外食を続けていたら、あっというまに破産しますからね。たまに外食するとすれば、お寿司屋さんか、ちゃんとしたフレンチのレストランだけです。

そういえば、先日、そんな物価高のエクスの中でも、ひときわ強気すぎる価格設定の和食レストランを見つけました。味噌汁が10ユーロ(≒1300円)、茶碗蒸しが16ユーロ(≒2000円)ですって。これが許されるなら、私も和食屋を開きたいですよ。

さて、今日は、私の気に入っている料理をご紹介しちゃいます。バーニャカウダでございます。美味しくて、保存がきき、簡単なので、とてもオススメです。年末にピエモンテ州を旅行した際に、宿のおばさんが作り方を教えてくれました。バーニャカウダはピエモンテ料理なので、まさに本場のレシピというわけです。作り方は以下の通り。ぜひ作ってみてくださいね。

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①にんにくの皮を剥き、芯を取る(私は一度に5〜6個分作ってます。)

②小鍋ににんにくを入れ、牛乳をひたひたに入れ、弱火で煮る(にんにく臭をマイルドにする効果)。

③にんにくが柔らかくなったら、牛乳を捨てる。

④なんらかの方法で、にんにくを潰す(私はフォークで潰しています。)

⑤オリーブオイルをドボドボ(ひたひたよりも少し多いくらい)、アンチョビを10〜15尾くらい入れる。

⑥バターをガツっと(3〜5センチ分くらい)入れる(これは私が勝手に。美味しくなる気がします。)

⑦黄金色になるまで(写真4枚目)弱火で煮る。アンチョビは勝手に溶けます。火が強いと焦げるので、ごく弱火で。

⑧塩気が薄ければ塩を足す。

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合わせる野菜は、何でもありですが、ピエモンテでよく見るのが、グリルしたパプリカです。これも簡単です。

①パプリカはタネを取って、適当に切る。

②写真のような状態(全体がシワシワ、でも焦げてない状態)になるまでオーブンで焼く。170〜180度くらいで30分くらい。足りなければ延長。

③少し冷めるのを待って、皮を剥く。ピローっと剥けます。

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 一番大変なのは、ニンニクの皮と芯を取る作業です。それくらい簡単です。

Canicule -Aix en Provence-

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こんな天気予報、見たことありますか?最高気温43度って・・。

こんな気温を叩き出すにもかかわらず、当地はクーラーのない家が大半なのです(我が家を含む。)。これは殺人的暑さといっても過言ではありません。実際に、2003年には40度を超える記録的熱波の影響で、フランスだけでも高齢者を中心に約15000人が死亡したのだとか。

というわけで、この予報を知った日から「この熱波をどう乗り切るか」は、真面目な懸案事項だったのです。

自宅にいるのは厳しいので(外以上に暑い)、避難が必須です。避難場所の条件としては、

①クーラーがある

②朝から夕方まで、通しでいられる(日中外に出なくて良い)

③食べ物がある

④飲み物もある

⑤値段が高すぎない

⑥トイレがきれい

⑦電源が使える

⑧居心地がよい

検討の末、こうした条件をあざやかに満たしている場所を思いつきました。私が日本語を教えている例のカフェです。このカフェは、おしゃれなカフェで、クーラーも完備(①⑧)。普通のカフェではなく、1時間5ユーロという時間チャージ制で、1日プランにすれば25ユーロくらいで飲み食いし放題(②③④⑤)。トイレもハイレベル(⑥)。そして、そもそも勉強や作業をする人向けのカフェなので、電源がそこかしこにあります(⑦)。

ダラダラしていると、気温が上がり、熱波の中を移動する羽目になりますので、比較的涼しい朝のうちにここに来て、現在に至ります。

クーラーが効きすぎでちょっと寒いんですが、そんなことを言ってはバチがあたりそうな本日の熱波でございます。

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避暑のお供。