Bagna Cauda -Aix en Provence-

フランスに来てから、すっかり自炊人間になりました。エクスで外食を続けていたら、あっというまに破産しますからね。たまに外食するとすれば、お寿司屋さんか、ちゃんとしたフレンチのレストランだけです。

そういえば、先日、そんな物価高のエクスの中でも、ひときわ強気すぎる価格設定の和食レストランを見つけました。味噌汁が10ユーロ(≒1300円)、茶碗蒸しが16ユーロ(≒2000円)ですって。これが許されるなら、私も和食屋を開きたいですよ。

さて、今日は、私の気に入っている料理をご紹介しちゃいます。バーニャカウダでございます。美味しくて、保存がきき、簡単なので、とてもオススメです。年末にピエモンテ州を旅行した際に、宿のおばさんが作り方を教えてくれました。バーニャカウダはピエモンテ料理なので、まさに本場のレシピというわけです。作り方は以下の通り。ぜひ作ってみてくださいね。

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①にんにくの皮を剥き、芯を取る(私は一度に5〜6個分作ってます。)

②小鍋ににんにくを入れ、牛乳をひたひたに入れ、弱火で煮る(にんにく臭をマイルドにする効果)。

③にんにくが柔らかくなったら、牛乳を捨てる。

④なんらかの方法で、にんにくを潰す(私はフォークで潰しています。)

⑤オリーブオイルをドボドボ(ひたひたよりも少し多いくらい)、アンチョビを10〜15尾くらい入れる。

⑥バターをガツっと(3〜5センチ分くらい)入れる(これは私が勝手に。美味しくなる気がします。)

⑦黄金色になるまで(写真4枚目)弱火で煮る。アンチョビは勝手に溶けます。火が強いと焦げるので、ごく弱火で。

⑧塩気が薄ければ塩を足す。

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合わせる野菜は、何でもありですが、ピエモンテでよく見るのが、グリルしたパプリカです。これも簡単です。

①パプリカはタネを取って、適当に切る。

②写真のような状態(全体がシワシワ、でも焦げてない状態)になるまでオーブンで焼く。170〜180度くらいで30分くらい。足りなければ延長。

③少し冷めるのを待って、皮を剥く。ピローっと剥けます。

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 一番大変なのは、ニンニクの皮と芯を取る作業です。それくらい簡単です。